
現在ではまとめブログが幅広く認知され、2chまとめに限らず動画まとめやTwitterまとめなど幅広く運営されています。そこで今回は、主流のlivedoor相互RSSを始めとして、様々なRSSサービスを紹介していきます。
livedoor相互RSSについては、多くのまとめブログ管理人が当たり前のように利用していますが、もっと良い機能を備えたサービスも多々存在するため、今回紹介する方を使うほうが変換率が高くなると思います。そのへんの説明もしていきますね。
そして、現在では多くのレンタルサーバーで、独自SSLが無料で取得できるため、自身のブログを常時SSL化している方も多いと思います。その差異、SSL通信に対応している相互RSSサービスとしていないサービスがありますので、注意が必要です。これも解説します。
目次
相互RSSサービスとは?
この記事を読んでいる方には説明する必要がないとは思いますが、一応説明しておきますね。
ただ書きたいだけですが(笑)。分かる方は飛ばしてください。
まずRSSとは、ブログの更新情報を表示・取得できる機能のことで、様々なブログの更新情報を取得してお互いに、アクセストレードを行うことを相互RSSといいます。下の画像がまとめブログなどでよく見かけるRSS一覧になります。
つまり、この記事タイトルのリンク一覧でお互いのブログ同士、アクセス交換をするというわけです。
そして、この相互RSS一覧を表示する手段の一つとして、相互RSSの外部サービスがあります。主に取得したいRSSを登録するだけで(サービスによっては高度な設定ができるものもある)、あとは発行された専用スクリプトコードを自分のブログに貼り付ければ良いというわけです。
また、外部サービスを使わずに自らのブログ自体にRSS表示機能を組み込むということも可能ですが、PHPやHTML、CSSといった専門知識がなければ実現できません。そしてこのような高度な編集は、WordPress環境下ではできますが、無料・有料かかわらずブログサービスなどでは実現が難しいです。
常時SSL通信とは?
最近結構メジャーになってきたかもしれないSSL(secure sockets layer)通信ですが、どんな役割があるかというと、簡単にいうと『あなたの個人情報が漏洩しないように守る機能のこと』です。
Webページを回覧していて、アドレスバーに「🔏」のようなマーク、もしくはアドレスが「https://・・・」で「s」が付いているものを目にすることがあると思います。いや、普通アドレスバーなんて、まじまじと見ないからわからないか(笑)。とりあえず、SSL化されているWebページはこの2つが特徴ですね。
私はFirefox使ってますので、こんな表示になります。
ちなみに気づいた方もいるかもしれませんが、これはこのブログのURLです。しっかりSSL暗号化通信になっていますね。
SSL暗号化通信について、もう少し説明すると、みなさんがもしブログにコメントを書き込んだり、問い合わせフォームなどに情報を入力して送信する時、SSL化されていなければ、ブラックハッカーやクラッカーなどの悪い人達によって、あなたの情報を抜き取られる可能性があるんです。
そうならないために、またそうさせないためにサイト・ブログのSSL化はとても重要なことです。一応SSL暗号化通信の正式な定義を載せておきます。
ブラウザとウェブサーバーとの間の通信を暗号化して行う仕組みです。クレジットカード番号などの個人情報が漏洩することを防ぎます。インターネットで、暗号化したデータを送受信するためのプロトコル。米国の旧ネットスケープコミュニケーションズ(現AOL)社が開発。公開鍵暗号と共通鍵暗号、デジタル署名などのセキュリティー技術を組み合わせ、安全性を高めている。
引用元:コトバンク
また、無料の独自SSLが利用できて、まとめサイトにおすすめの「エックスサーバー」があります。まとめサイトの運営をしたいと考えている方は参考にしてみてください。
【朗報】まとめサイト運営は断然エックスサーバーが良い理由を解説!
サイト・ブログをSSL化することでどんなメリットがある?
サイトをSSLに対応させると、下記のようなメリットがあります。
- サイトのセキュリティーが強化される
前述でも少し説明しましたが、改ざんやなりすまし、盗聴防止(主にフリーWi-Fi)。 - SSL通信に対応したブラウザーからの通信が速くなる
IE、Firefox、Chrome、Safariなどの最新バージョンで対応しています。 - 少しだがSEOに有利になれる
GoogleはSSL化されたサイトを評価基準の1つにしています。 - 訪問者に安心感・信頼感を与えることができる
以上がサイトをSSL化することに寄って得られるメリットになります。
でもやはりアフィリエイトブログにとって一番大事なのは、訪問者に信頼性と安心感を与えることでしょう。SSL化しているかしていないかで結構売上にも差が出てくると思うんですよね。
と、ここまではSSL化に対するメリットでしたが、デメリットも列挙しておきます。何事も良いことだけではありませんからね。
逆にSSL化することで起こる問題とは?
- 導入するのに費用が発生する←個人で運用するなら無料のものを使えばいい
現在では、独自SSLを無料で提供しているレンタルサーバーも増えてきました。前述で触れたエックスサーバーもその一つです。 - https接続に対応していないツールや広告が非表示になってしまう
ここが今回の焦点でもあります。SSL化する際は後半で紹介する相互RSSサービスをご利用ください。 - ウェブマスターツール(Google Search Console)に再登録が必要
SSL化するサイトを新規で立ち上げる方は1回で済みますが、新たにSSL化するとなった場合は再登録が必要です。これはGoogleが「https」と「http」のサイトを別に認識しているからです。
以上がSSL化した場合のデメリットになりますが、そこまで致命的な問題はないように思えませんか?気になるとすれば、2番めの項目ですが、これからはどんどんセキュリティーが重視されるようになってくるため、時間が経つに連れ対応するサービスも増えてくるはずです。現在でもかなり多くのサービスで対応され始めているので、SSLは躊躇なく導入するべきでしょう。
何よりセキュリティー面、訪問者視点で考えてみれば、メリットのほうが数十倍大きいですからね。
相互RSSサービスを選ぶときに知っておくべきこと
大きく分けて下記4つの面から考えます。
- SSL暗号化通信に対応しているか
- デザイン・レイアウトをカスタマイズできる機能が整っているか
やはり見た目も肝心です。できるだけ見やすくレイアウトを整えることで、クリック数も増大します。 - 画像表示にも対応しているか
これがかなり見落としがちなのですが、画像があるのとないのとでは全くクリック数が違ってきます。以前私のまとめサイトで検証してみたのですが、画像つきRSSの場合1日平均300クリックあったのにたいして、リンクのみのものに変えた日は100クリック前後でした。やはり画像の効果というのは絶大で、内容が視覚的に判断できる分クリック数も多くなるというわけです。特に新規で立ち上げたまとめサイトの場合、アクセス数も少ないので、より多くのアクセスをアンテナサイトに送ってリターンをもらう上では、とても重要な要素と言えます。 - リンクのクリック数・アクセス数が確認できるか
これも重要な要素です。リンクの誘導数などはサイトのアクセス解析でも確認することができますが、見にくかったり、誤判定などがあったりします。一方、相互RSSサービス自体にカウント機能が付いていれば、正確な情報を確認できますし、日別サイト別に確認ができたりとかなり見やすく分析しやすい仕様となっています。また、アクセスの変換バランスを調整する際にも重要な指標となります。
以上のことを考慮した上で、考えれば『SSL対応+デザインカスタマイズ機能が充実している+画像表示に対応している+リンククリック数が確認できる』といった機能が整っていれば万全と言えるでしょう。
とはいえ、これらの条件を満たしているサービスはかなり絞られますが、後々対応してくるか新たなサービスが登場するのをまつしかありません。サイト自体に相互RSS表示機能を組み込むのが一番確実なのですが、レベルが高く専門的な知識が必要になりますからね。
下記では、その数少ない良質な相互RSSサービスを紹介します。
常時SSL通信に対応した相互RSSサービス
いろいろと探してみましたが、完全に文句なしのサービスは1つもありませんでした。どこかを妥協して、サービスを併用することがおすすめかと思います。
livedoor相互RSS
こちらが一番認知度が高く、多くのサイト管理人が利用していると感じます。レポート機能あり。細かなレイアウト設定ができて、なおかつとても使いやすい。でも残念なのが画像表示ができない点です。
会員登録は必須。広告がテキストとバナーを選ぶことができます。
livedoor相互RSS
Blozoo(ブロゾー)
画像形式テキスト形式どちらも対応。レポート機能あり。高機能なカスタマイザーを使って、画像のレイアウトからテキストまで詳細に設定することができます。機能的にはダントツです。でも、残念なのが1つ、オーバーレイ広告が3%の確率で表示されてしまいます。しかしこの3%というのが本当なのか怪しいところで、私も実際に使ってみましたが、かなりの頻度で広告が出ます。そこら編我慢できる方は使ってみてください。もう一度いいますが、機能面はどのサービスよりも最高クラスです。
単眼RSS
こちらはテキストのみが表示されます。レポート機能はありません。しかし、登録不要で利用できます。とてもシンプルな仕様となっています。また、広告はテキスト広告が一定の割合で表示されます。
複眼RSS
画像とテキストの両方に対応しています。カスタマイザーで基本的な設定が可能。単眼RSSの上位バージョンとなっているようです。また、登録は不要で利用できます。広告については記載がありませんが、実際に使用してみたところ、表示が確認できなかったので今のところは、広告表示がないものと考えられます。
FeedWind(フィードウィンド)
最後になりますが、こちらは有料のサービスです。有料だけ合ってデザイン・レイアウトともに格上となっています。もちろん画像テキスト両方対応。先進的な動きで自動スクロールするほか、レスポンシブ対応なので、スマホとPCで別々の設定が細かく行えるようになっています。無料プランもありますが、かなり機能が制限され、下部に自社広告が挿入されます。
おまけ:SSL対応してないけど
忍者画像RSS
こちらはSSL非対応となっていますが、非常におしい。SSLさえ対応していれば文句はありませんでした。画像とテキスト両方に対応しており、高機能なカスタマイザーで常時プレビューしながら編集ができます。そして一番すごいのはHTML・CSS単位で細かな編集ができる点です。知識があれば自分好みのレイアウトに細かく設定することができます。また、様々な出方・スクロール方法を選べるようになっています。もちろん、レポート表示機能あり。
将来SSL対応しないかなーと期待してます。
まとめ
今回はSSLに対応した相互RSSサービスとその選び方について解説しました。理想は『SSL対応+デザインカスタマイズ機能が充実している+画像表示に対応している+リンククリック数が確認できる』ですが、なかなかすべてがパーフェクトなサービスはありません。やはりどこかしら妥協する必要があります。しかし、これらのサービスを組み合わせることで、不足な部分を補うことはできます。自分の運営方法にあったやり方で、最良の方法を見つけてください。
では、今回は以上となります。長らく読んでいただきありがとうございました!
他にも2chまとめの運営に当たり、重要なことを記事にしていますので、是非読んでみてくださいね!